こんちゅう探偵団

北海道のいきものをご紹介

ミドリヒラタカミキリ



ミドリヒラタカミキリ Callidium aeneum

[分 布] 北海道
[食 樹] カラマツ・アカエゾマツ・トドマツ・トウヒなどの針葉樹各種
[時 期] 5月~7月
※ 体長は約9㎜~15㎜前後のカミキリムシ科カミキリ亜科に属する甲虫。

国内では北海道のみに分布しており、低山地~山地に生息し局地的で個体数は少ない。
北方系ヒラタカミキリ御三家
[ミドリヒラタカミキリ・ルリヒラタカミキリ・クロヒラタカミキリ]の一つで上翅の輝きが美しい。
体は綺麗な金緑色で金属光沢が強い、上翅表面は網目状の隆起が目立つ。
前胸の左右は銅赤紫色をしている。
内陸~北東部にかけて局地的に分布しており、個体数は少ない。
近年では採集記録が少ない様で、昔よりも珍品度の上がった貴重なカミキリムシの一種。

近似種のアオヒメスギカミキリの記事は以下をクリック

moth2025.hatenablog.com







ミドリヒラタカミキリ Callidium aeneum (北海道)


[ミドリヒラタカミキリとアオヒメスギカミキリの標本]

 
左:ミドリヒラタカミキリ・・・全体に光沢が強く上翅の凹凸が粗い
右:アオヒメスギカミキリ・・・全体的に短い白毛が生えている、ミドリヒラタカミキリに比べ上翅の凹凸は細かい


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